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報告書

放射性物質の環境動態に伴う被ばく経路を考慮したコンパートメントモデルの構築

操上 広志; 新里 忠史; 鶴田 忠彦; 加藤 智子; 北村 哲浩; 菅野 光大*; 黒澤 直弘*

JAEA-Research 2016-020, 50 Pages, 2017/01

JAEA-Research-2016-020.pdf:6.02MB

本報告では、河川(二級河川)流域規模での放射性物質(特に放射性セシウム)の動態に伴う被ばく経路を考慮したコンパートメントモデルを構築し、試行的な解析を行った。その結果、各コンパートメントのインベントリや濃度、コンパートメント間のフラックスはおおよそ現実的な値となった。一方で、堆積物や外洋への移行、農林水産物への移行について実測値との比較によるモデル検証は十分でなく、今後、実測値との比較を詳細に実施し、コンパートメント設定やパラメータの設定の妥当性を確認していく必要がある。

論文

河川による放射性核種の移行

松永 武

JAERI-Conf 99-001, p.258 - 269, 1999/03

河川における核種の移動担体、移動を促す自然条件、核種の移行フラックスを明らかにすることを目的に研究を行った。核実験起因の$$^{137}$$Csと自然起因の$$^{210}$$Pb,$$^{7}$$Beについて、茨城県の久慈川流域で研究を行った。その結果、河川水中に浮遊する土壌粒子などの懸濁物がこれらの核種の移動担体として重要であることが明らかになった。一方、宍道湖-中海に注ぐ斐伊川流域(島根県)において、湖底堆積物中の$$^{137}$$Csの堆積物を解析すると、この流域では土壌蓄積量の0.07-0.3%が年間に流出することが推定された。他の同種の研究結果を参考にすると、流出割合は主要担体である河川水懸濁物の多寡に関係すると考えられる。チェルノブイル事故起因の放射性核種の移行挙動を、事故後10余年後の事故地域近傍の河川水中において研究した結果においても、$$^{137}$$Cs,$$^{239,240}$$Pu,$$^{241}$$Amについては、懸濁物が移動担体として重要であることが見出された。今後、実験室系で確立された基礎的な反応理論、あるいはモデルによるアプローチを、野外観測系においてどう適用するが、重要な課題と考えられる。

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